Salom!(ウズベク語で「こんにちは!」)
前回に引き続き、この記事でもウズベキスタン南部・カシュカダリヤ州にあるシャフリサブスという町を紹介していきます。
前回の記事で、町について・アクセス方法を紹介したので、この記事ではシャフリサブスおすすめ観光スポットを紹介します!
〈この記事はこんな人にお勧めです〉
・ウズベキスタンに旅行に行く予定のある方
・ティムール帝国など、中央アジアの歴史に興味がある方
・在日ウズベク人と関わることのある企業・学校の方
「シャフリサブス」おすすめ観光スポット
シャフリサブスを訪れる人はおそらく日帰り、もしくは1泊2日で行くと思います。コンパクトに、しかしシャフリサブスを満喫できる定番スポットを紹介します!
①「アクサライ」の門
前述したティムールの宮殿のアクサライですが、現在は宮殿の門のみが残っています。その門の大きさから、かつてのシャフリサブスの栄華を想像することができます。
一方で、ブハラ・ハン国に破壊され、今は門しか残っていないことから、帝国の栄華盛衰を感じることもできる場所です。
アムール・ティムールの立像とアクサライの門を同時に視界に入れられる公園は、必見の写真スポットです!
②ドル・サオダット建築群
アムール・ティムールの墓はサマルカンドのグール・アミール廟ですが、実はティムール本人は別の場所で埋葬されることを望んでいたと言われています。
その、ティムールが埋葬されたかった場所がシャフリサブスのこの場所なんです。
ティムールがなくなったのが冬だったために、雪で閉ざされている山を越えることができませんでした。そのため、ティムールは亡くなった場所であるサマルカンドで埋葬されることになったと言われています。
代わりにティムールの王子たちがこちらに埋葬されています。
③クック・グンバズモスク
ドル・サオダット建築群の前にあるのが、クック・グンバズモスクです。こちらは現在もモスクとして使用されており、その内装が非常に美しいです。
クック・グンバズモスクの外にはお土産屋さんもあり、サマルカンドよりも安く、帽子やスザニのトートバックなどの手に入るので、ぜひ立ち寄ってみてください!
④メドレセ・チュビン
ここの内部には、ティムールを中心に扱った博物館があります。
ティムールの子どもの頃の暮らしから、勢力を広げていった戦いについての絵、さらに巨大帝国を築いた後に、ヨーロッパの君主が謁見に来たことなど、ティムールの一生について深く知ることができます。
ウズベキスタンにはたくさんの博物館がありますが、ここまでティムールに焦点を当てているのは、この博物館しかありませんので、ぜひ歴史が好きな人は行ってみてください!
番外編:タンディールで焼いた羊肉
サマルカンドからシャフリサブスへ行くには、一つ山を越える必要があります。
実はその山越えの途中にはタンディールで焼いた羊肉、通称タンディールカバブのレストランがたくさんあります。
筆者がウズベキスタンで食べたどの羊よりも柔らかく、美味しかったので、シャフリサブスへ行く予定がある人は、ぜひ立ち寄ってみてください!
一緒に食べられるカシュカダリヤのノンは、他の地域のノンよりも薄く、ビスケットみたいで美味しかったです!
また、サマルカンドからシャフリサブスへ行くための山越えの景色も必見です。筆者は冬に行ったので、遠くに見える雪山の景色が非常に綺麗でした。また、天気がいいときは峠からシャフリサブスの方の町を一望することもできます。
ぜひタクシーの運転手さんに言って、車を止めてもらって美しい景色を堪能してください!
まとめ
シャフリサブスは、他の世界遺産のある都市に比べて行く人は少ないと思います。しかし、ティムールについてここまで深く掘り下げる遺跡や美術館がある町はここだけです!
道中の峠の景色やタンディールカバブもここでしか味わえません。
ぜひサマルカンドに行くついでに、1日シャフリサブスへも足を延ばしてみてください!